もくじ
冬季アジア大会札幌で2017年2月19日より開催されます、その中のバイアスロン競技の付いて書いてみました。
冬季アジア大会バイアスロンの出場選手や競技内容、日程など
二種競技のこと。ラテン語で「2」を意味する接頭辞bi-にathlon(競技)を合成した造語。
一般にはクロスカントリースキーと、ライフル射撃を組み合わせた冬の競技が有名だが、ランニング・自転車・ランニングを通しで行う夏の「バイアスロン」(デュアスロン)も存在する。 日本においての認知度はまだ低くこれからである。
バイアスロンの原型は、スキーで野を駆け回り、銃で獲物を撃つ冬の狩猟であり、これが後に雪中戦や森林警備隊の技術として用いられるようになった。競技としては、18世紀後半にスウェーデンとノルウェーの軍人が行ったのが始まりといわれている。
その後のオリンピックで、男子は1960年スコーバレー冬季オリンピック、女子は1992年アルベールビル冬季オリンピックから正式種目となった。
現在に至るまで、多くのルール改正があったが、一番大きなものは1976年に30口径ライフル弾を使用する大口径銃(射距離150m)から22口径競技用ライフル弾を使用する小口径銃(射距離50m)に変わったことである。
冬季アジア大会バイアスロンに出場国
- 男子
- ・中華人民共和国
・日本
・カザフスタン
・大韓民国
・キルギス
・モンゴル
・スリランカ
・チャイニーズ・タイペイ
・オーストラリア - 女子
- ・中華人民共和国
・日本
・カザフスタン
・大韓民国
・キルギス
・モンゴル
・オーストラリア
冬季アジア大会バイアスロン出場選手
- 立崎幹人(小坂町出身)
- 立崎芙由子(米内沢高出)
- 田中きらり(花輪高出)
3名とも自衛官所属
▽男子
- 永井順二
- 立崎幹人
- 中島有基
- 枋木司
- 尾崎光輔
- 寺林拓人
▽女子
- 立崎芙由子
- 田中友理恵
- 三橋李奈
- 古谷沙理
- 蜂須賀明香
- 田中きらり
銃刀法の問題もあって、日本の競技者は自衛官である陸上自衛隊冬季戦技教育隊及び普通科連隊・特科連隊・戦車部隊等に所属する訓練隊の隊員がほとんどであるが、少数の民間人競技者もいる。
1998年長野冬季オリンピックで冬季戦技教育隊の高橋涼子が6位入賞しているが、それ以降はこの成績を越えるものはいない。
西岡バイアスロン競技場アクセス:
札幌市営地下鉄南北線「真駒内」駅よりシャトルバス(無料)が運行。
住所: 札幌市豊平区西岡
冬季アジア大会2017バイアスロンの日程
2月23日(木)
- 男子10km スプリント
- 女子7.5km スプリント
男子10km、女子7.5kmで3.3km(女子は2.5km)を3周し、伏射、立射を合計2回の射撃を行い、外した弾1発につきペナルティループを1周する。課される距離が「個人」より短い。
2月24日(金)
- 男子12.5km パシュート
- 女子10km パシュート
男子12.5km、女子10kmで2.5km(女子は2km)を5周し、伏射、伏射、立射、立射の順で合計4回の射撃を行い、外した弾1発につきペナルティループを1周する。なお、スタートの際、前もって行ったスプリントの順位でスタートし、ゴールのタイム差でスタートのタイム差が決定される。スプリントで1位の5秒遅れで2位ゴールの選手は、1番目の5秒遅れでスタートし、前方の選手を追い抜かさなくては勝利できない。スプリント3位の選手が2位の10秒遅れでゴールしたのならば、スタートは2番目の10秒後となる。
2月25日(土)
- (2×6km女子+2×7.5km男子)ミックスリレー
男子2名、女子2名の4名混合であり、ともに6kmである。2kmを3周し、伏射と立射を2回行う。外した場合リレーと同様に予備弾3発の使用が許されているが、外した弾1発につきペナルティループを1周する。しかし、ミックスリレーは、世界選手権大会のみでしか実施されていない。
2月26日(日)
- 男子15km マススタート
- 女子12.5km マススタート
個人の一斉スタート方式であり、スタート直後は選手間の接触、転倒が多く見られる。男子15km、女子12.5kmで、3km(女子は2.5km)を5周し、伏射、伏射、立射、立射の順で合計4回の射撃を行い、外した弾1発につきペナルティループを1周する。
コメント