もくじ
8日午前6時すぎ、福岡市博多区博多駅前の通称「博多駅前通り」で道路の陥没が確認されました。
博多駅の近くで、道路が陥没する事故が起きました。
この騒動は11月8日早朝に発生したとみられ、福岡市博多区博多駅中央街1にある博多駅前の道路で、1辺が数メートル~10mほどにもなる四角形に近い穴があいている模様。
穴は徐々に広がり、計5車線の道幅いっぱいの約30メートル四方、深さ約15メートルになった。
現場周辺には大量の緊急車両が駆け付けているほか、大勢の報道陣による取材活動が行われるなど、騒然としています。
このため、博多駅前通りは全面通行止めとなっています。
陥没した穴は直径約7mほど
また周辺住民の話によると、ガスの臭いがしたり、深夜~早朝ころから停電も発生しているとのこと。
陥没した際には「ドーン」という大きな音がしたということで、周辺では近隣住民や通行人が心配そうに様子を伺うなど、人だかりができています。
なお、現時点でケガ人は発生していません。
原因については、近くで行われている地下鉄工事の影響ではないかという意見も出ていますが、未だ詳細はわかっていません。穴がさらに大きくなる可能性もあることから、警察や消防等が対応にあたっています。
周辺ではおよそ170戸が停電し、ガスの供給が停止されています。警察は、周辺のビルの入居者などに避難を呼びかけるとともに、被害の状況や陥没の原因を調べています。
陥没原因!
現場近くでは地下鉄七隈線を延伸する工事が行われていて、8日朝、トンネルを掘る作業をしていたところ、午前5時ごろ、水が流れ込んだため、工事を中断したということです。
地下鉄延伸工事の総事業費は約450億円で開業は20年度の予定
交通情報
九州新幹線ともに平常運転を行っている。JR西日本によると、山陽新幹線も遅れの情報はない。
西鉄天神大牟田線(太宰府線・甘木線含む)の運行案内は「異常時に運行状況をご案内します」となっている。
福岡市交通局によると、地下鉄空港線、箱崎線、七隈線は通常運行しているという。
避難所案内
二次災害防止のため避難勧告を出した。市は堅粕(かたかす)公民館(博多区博多駅東1丁目)と東住吉公民館(博多区博多駅前4丁目)に避難所を設けた。
まとめ
これだけの陥没事故(シンクホール)でけが人無って奇跡に近いですね、まだこれから調査していくと思いますので、もしかしたら被害者がでてくるかもしれませんが、2次災害が起きないようにしっかり対応してもらいたですね。
陥没した周辺がやはり地盤が緩んでいるでしょうからそこから、なんてことになったらもっと大変なことになりますよね
停電が起きていますしもしガス漏れなんかがあれば深刻な問題のなりますので早急に調べていただきたいですね。
5つの車線と歩道がすべて陥没し、破裂した水道管から大量の水が流れ込んでいます。
まだ復旧などのメドの連絡はついていませんが、事態が早く収まりけが人のないことを願います。
NHKニュースより引用
停電 福岡空港でも停電
JRによりますと、JR博多駅に直結する商業施設の一部で停電が起きていて、開店の時間を遅らせるなど影響が出ているということです
断水のビルも
福岡市水道局によりますと、道路の陥没の影響で、現場周辺のビル6棟が断水しているということです。いずれのビルも貯水タンクがあるため、上水道は当面、使えるということですが、下水道が使えない可能性があるということです。
NTT回線に障害
NTT西日本によりますと、JR博多駅前の陥没事故の影響で、現場周辺で固定電話などがつながらないという連絡が午前9時の時点でおよそ80件寄せられているということです。
NTTが詳しい原因を調べていますが、今のところ復旧の見通しは立っていないということです。交通への影響
道路の陥没の影響で、西鉄の路線バスに運休は出ていませんが、博多駅を通る2つの路線で現場をう回して運行しているということです。
JR九州によりますと、JR博多駅は、8日朝から駅ビルの一部で停電していますが、列車は、新幹線、在来線ともに平常どおり運転しているということです。JR九州は、停電と8日朝の陥没との関連を調べています。
福岡市交通局HPにおわび
今回の事故について、福岡市交通局はホームページに「七隈線延伸工事に伴う道路陥没事故について」というおわびを掲載しました。
この中で「博多駅前2丁目交差点付近において道路陥没事故が発生したため全面通行止めといたしております」「本件に関し、お怪我をされた方はおられません」と説明しています。
そのうえで「原因については調査中であり、通行止めの期間は未定です。市民の皆様にご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」としています。
専門家 地下水流れる地層にぶつかったか
今回の陥没について、地盤工学が専門で、この地下鉄工事の建設技術の専門委員会の委員も務めた九州大学の安福規之教授は「現場の映像からは、陥没した穴に大量の水がたまっている。上下水道は図面があり、トンネルの掘削の際には試し掘りをしながらかなり注意深く作業を進めているはずなので、上下水道にあたったというよりは地下水が流れる地層にぶつかったことが考えられる。この地域はかなり昔には川が流れていて水を含んだ堆積物が複雑に積もっていて、大量の水で道路の下の土砂が流出したことが道路の陥没につながった可能性がある」と指摘しています。
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