もくじ
『探偵物語』は、1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送された松田優作さんの代表的な出演作ですが、2018年4月に「日曜プライム」となって帰ってきます!主演は斎藤工さんが務めヒロイン役は二階堂ふみさんに2人が現代にアレンジされた探偵物語が今から楽しみのドラマです!
探偵物語の概要
【番組名】探偵物語
【放送日時】2018年4月
日曜21:00~23:05
【放送局】テレビ朝日
【脚本】黒岩勉
【キャスト】
斎藤工、二階堂ふみ、夏木マリ、吹越満、正名僕蔵、長谷川京子、國村隼、庄野崎謙、稲葉友、山本亜依、鈴木貴之、山下容莉枝、大河内浩
【公式サイト】http://www.tv-asahi.co.jp/tanteimonogatari/
【原作】
・赤川 次郎『探偵物語』(角川文庫)
【ゼネラルプロデューサー】
・横地 郁英(テレビ朝日)
【プロデューサー】
・遠田 孝一(MMJ)
・浅井 千瑞(MMJ)
・中西 研二(MMJ)
【演出】
・筧 昌也
【制作】
・テレビ朝日 MMJ
探偵物語【あらすじ】
ある夜、浮気調査をしていた貧乏探偵・辻山秀一(斎藤工)は、調査対象の決定的瞬間を激写する。ところが運悪く、自分のパンツを盗撮されたと誤解したお嬢様大学生・新井直美(二階堂ふみ)ともみ合っているうちに、カメラのSDカードが破損。せっかくの飯の種がおじゃんになったばかりか、クライアントにも激怒され、散々な目に遭ってしまう。
そんな辻山を、直美の家で長年働いている家政婦・長谷沼君江(夏木マリ)が訪ねてきた。君江は直美の無礼をわびると同時に、直美のボディーガード役を依頼。
なんでも、直美はニューヨーク留学まであと5日だというのに、来る日も来る日も夜遊びに興じているらしい。しかも、最近は元カレ・三好斗真(稲葉友)にも付きまとわれているというのだ。結局、辻山は5日間限定でボディーガードを引き受けることに。楽勝な仕事だと高をくくり、ちょっぴり生意気でオテンバな直美と行動を共にし始める。
ところが…ある一本の電話によって事態は急変する! 電話の主は、辻山がまだ刑事だった6年前にある事件を一緒に捜査していた刑事・高峰清人(吹越満)。なんと辻山の元妻・本宮幸子(長谷川京子)に、暴力団組織との関わりも噂される「国崎興産」会長・国崎成道(國村隼)の跡取り息子・八代和也(山本剛史)を殺害した容疑がかかっているというのだ。
しかも、幸子は辻山と別れた後、国崎と和也の両方と男女の関係にあったというではないか! 半信半疑の辻山だが、幸子は逃亡中で、真実は闇の中。そんな中、憎き幸子を殺そうと行方を追っている国崎が、辻山に接触してきて…!
一方、辻山から一部始終を聞いた直美は興味津々。自分たちで真犯人を見つけ、国崎からも命を狙われる身となった幸子を助けてあげよう、と言い出す。完全に直美のペースに巻き込まれた辻山は、一緒に事件の真相を調べることに。その矢先、第2の殺人事件が起こってしまう――。
登場人物(キャスト)
辻山 秀一(つじやま・しゅういち)(36)
斎藤 工
「総合調査エミネント・ワークス」に所属する貧乏な探偵。元捜査一課の刑事で、バツイチ。現在は浮気調査など、しがない仕事をメインとしている。どこか間が抜けているが、心優しく男気があるので、いざというときに頼られる。ある日、お嬢様大学生・新井直美のボディーガードを請け負うことになるが、その矢先、別れた妻・本宮幸子が殺人事件の重要参考人として追われる身に! 真犯人を探し出そうと息巻く直美に振り回されながら、調査を進めるが…!?
新井 直美(あらい・なおみ)(20)
二階堂 ふみ
輸入雑貨を専門に扱う商社の社長を父に持つ、セレブなお嬢様大学生。自由奔放で元気いっぱい。言い出したら聞かない性格。母を16年前に亡くし、両親の愛情をあまり受けていないので、ひねくれた一面も持つ。現在はニューヨーク留学を5日後に控えているのに、連日夜遊び。また、元カレに付きまとわれている。その結果、探偵・辻山秀一がボディーガードとして雇われるが、ひょんなことから辻山と共に殺人事件の調査に首を突っ込み…!?
長谷沼 君江(はせぬま・きみえ)(58)
夏木 マリ
新井家の家政婦。30年近く住み込みで働いている。ずっと面倒を見てきたお嬢様・直美の性格を誰よりも熟知している。ニューヨーク留学を目前にしても夜遊びに興じている直美を心配。屋敷の周りで直美の元カレをよく見かけることも気にかかり、辻山秀一に彼女のボディーガードを依頼する。
高峰 清人(たかみね・きよひと)(44)
吹越 満
辻山の刑事時代の先輩で、捜査一課の主任。6年前、辻山と共にある事件を捜査していた。「国崎興産」会長・国崎成道の息子・八代和也を殺害した容疑で、辻山の元妻・本宮幸子を追っている。
国崎 成道(くにざき・なりみち)(65)
國村 隼
総合商社「国崎興産」の会長。裏で政財界を一手に牛耳るフィクサー。暴力団との関わりも噂されている、迫力のある男。辻山秀一の元妻・本宮幸子とは離婚後、男女の関係にあった。だが、そんな自分を裏切って息子・八代和也とも関係を持ち、殺害した疑いまでもある幸子を許せないでいる。
岡野 祐司(おかの・ゆうじ)(42)
正名 僕蔵
「国崎興産」の取締役。会長・国崎成道の右腕。国崎のために命がけで働いてきた。国崎の命令を受け、本宮幸子を必死に探している。
本宮 幸子(もとみや・さちこ)(36)
長谷川 京子
辻山秀一の元妻。八代和也殺人事件の重要参考人で、現在逃亡中。辻山とは5年前に離婚。その後勤務した銀座のクラブで「国崎興産」の会長・国崎成道と出会い、男女の関係に…。その一方で、国崎の息子である和也とも付き合っていた。華やかさを生まれ持った女性。男にだらしがない。
その他のキャスト
門倉 正志(かどくら・まさし)(26)
庄野崎 謙
三好 斗真(みよし・とうま)(21)
稲葉 友
大津 智子(おおつ・ともこ)(20)
山本 亜依
柴木 敦(しばき・あつし)(29)
鈴木 貴之
前田 三千代(まえだ・みちよ)(57)
山下 容莉枝
平本 茂(ひらもと・しげる)(50)
大河内 浩
コメント
斎藤工(『探偵物語』 辻山秀一・役) コメント
『探偵物語』は映画版で見たラストシーンがとても強烈で印象深く、僕自身も大好きな作品。大好きだった作品に演者として関われることに幸せを感じると同時に、複雑な気持ちになったのも事実でした。
ですがふと、今回再び映像化することで、皆さんに映画版をまた見ていただける可能性もあるんじゃないかな、と思ったんです。
シェイクスピアしかり、普遍的なテーマは設定をどんどん現代に置き換えて継承していくべきだという考えも相まって、今回は“進行形の『探偵物語』”を生み出そうという思いで参加しました。撮影前には、映画版で辻山を演じた松田優作さんの墓前にご報告に伺うと同時に、奥様の松田美由紀さんにもご連絡し、自分の等身大の芝居を出したいと伝えました。
撮影中は「辻山には2枚目な瞬間が極力ない方がいい。唯一、自分より誰かを優先するときに、まっとうな何かが見えたらいいな」と思い、“抜け感”を意識しました。
作品に華やかな彩りを添えてくれる二階堂さんをはじめ、共演者の皆さんのキャッチャーに徹しながら取り組む中、皆さんのスパイシーでコクのあるお芝居に触発され、僕自身からもいろんなものが出てきましたし、刺激的な現場でした。
二階堂ふみ(『探偵物語』 新井直美・役) コメント
小学生のときに赤川次郎先生の小説が大好きで、よく読んでいたんです。初めて読んだ長編小説も赤川先生の作品でした。中でも『探偵物語』は映画も小説も拝見していて、好きな作品です。
撮影に入るにあたっては特に何かを準備することはせず、自然体のままで臨みました。印象的だったのは衣装チェンジの回数(笑)。
今回はお嬢様役ということで、いろんなお洋服を着させていただいたので、着替えるたびに皆さんをお待たせして申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、衣装が変わるとまた新鮮な気持ちにもなりますし、斎藤さんにも華やかだとおっしゃっていただき、光栄です。
赤川先生の作品ならではのスリルやコメディー感を自分なりに噛み砕いて表現できたらな――そう思って、今回は撮影に取り組みました。皆さんにもぜひ楽しんでいただければ、と思います。
赤川次郎(『探偵物語』 原作者) コメント
薬師丸ひろ子さんの映画から三十年余り、新たな『探偵物語』が生まれる。軽快でお洒落なミステリーというのは、よくあるようで、実は日本の映画・テレビの苦手なジャンルなのだ。
今回、主演の斎藤工さんは原作の「中年の疲れた探偵」にはスマート過ぎるが、二階堂ふみさんのみずみずしい女子大生とのジェネレーションギャップが生み出す、ユーモアとロマンチックな雰囲気は充分に楽しめるものに仕上がっているに違いない。
横地郁英(『探偵物語』テレビ朝日ゼネラルプロデューサー) コメント
テレビ朝日の新しい枠・日曜プライムの第一弾にふさわしい、華やかなミステリー「探偵物語」をお送りします。赤川次郎先生のこの名作を、斎藤工さん、二階堂ふみさんという豪華でチャーミングなコンビが、松田優作さんと薬師丸ひろ子さんが演じた役どころを見事に演じています。あの伝説の映画から35年。2018年の「探偵物語」は、新しさと懐かしさが同居する、素敵なミステリードラマに仕上がっています!
まとめ
2018年4月の日曜プライムで放送される
『探偵物語』のキャストやあらすじを紹介しました。
視聴率が良ければシリーズ化や連続ドラマになる可能性もありますね。
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