もくじ
北朝鮮の金正男氏殺害事件は2017年2月13日に発生し、発生から1週間以上の日にちが立ちましたが未だに謎の部分が多数あります。
金正男氏殺害の事件を少しまとめてみました。
- まず容疑者は誰なのか?
- 殺害の手順
- 逮捕された容疑者の現状
逮捕された容疑者の名前
- ドアン・ティ・フォン容疑者(28)ベトナム国籍
- 5人きょうだいの末っ子
- 自称「ベトナムのネットアイドル」と供述しているそうです
- 「相手が誰だったのかは知らなかった」
- 空港に一人残された彼女は一般人で犯行後見捨てられた可能性が高い
- マレーシア国籍の男を逮捕1人シティ・アイシャ(Siti Aishahの恋人)容疑者か確認中
- Siti Aishah(25、女) インドネシア国籍の旅券・韓国籍の旅券を所持とも報じられる
- インドネシアの貧民街で暮らしていたそうで、アイシャ容疑者の義理の父親からは「気遣いできるおとなしい人」などと思われていたようです。
- 今回の犯行の動機としては、100ドル(約1万1200円)で「いたずら動画」の撮影に
協力してほしいとなどと、男性に依頼されていたようです - アイシャ容疑者には離婚歴があり、現在7歳になる息子さんがいます
- 逮捕されるまでは元義理父と息子の3人で、ジャカルタで生活をしていた
インドネシアでは、今回の事件で逮捕されたアイシャ容疑者は「騙された被害者だ!」「アイシャ容疑者を救え!」という論調が強まっています。
リ・ジョンチョル容疑者
生年月日は1970年5月6日
空港から1時間ほどの距離の住宅街にある自宅アパートに40代の妻と10代の息子と娘と暮らしていて北朝鮮からの派遣労働者だが待遇は外交官以上
抗がん剤などを取り扱う企業のIT部門に所属
中国報などによると、化学分野の専門家で、毒物などについても深い知識があるとみられるという
「私は暗殺に参加していない」と犯行を全面否認
中国報によると、警察は当初、リ容疑者を監視カメラが捉えた4人の不審人物の1人と考えていた。しかし、容疑者の主張通り、違うことが確認された。自宅や職場から事件と関係のある証拠も発見されていない。
マレーシア人の男
シャラル・ディン容疑者
情報なし(タクシー運転手か?)
容疑者5人が北朝鮮籍
- リ・ジヒョン(33)
- ホン・ソンハク(34)
- オ・ジョンギル(55) 総監督者
- リ・ジェナム(57)
北朝鮮工作員とみられる4容疑者は既に平壌へ逃げ帰っていると情報が入っている。
犯行直後に出国した4人に加え、「北朝鮮の男と身元確認中の男2人の計3人の行方も追っている」と発表。計7人を追跡中
金正男氏殺害現場は・・・
金正男氏殺害をめぐる事件構図
金正男氏の暗殺の防犯カメラ映像動画
- 自動チェックインカウンターの近くに立っていた金正男氏の前に、女が突然現れ注意を引いく
- 次の瞬間、2メートルくらい後ろにいた女が突然飛びかかった
- 映像の通り周りにはたくさんの人がいるが1人が顔に毒物とみられるスプレーを吹きかける
- もう1人がハンカチのような布を取り出して正男氏の口に押しつけるようにして覆い、約2秒後、毒物が完全に気道に入ったのを確認する
- 2人は小走りで逃走、一人はタクシー乗り場へ逃げた
- 1人はエスカレーター付近の監視カメラの映像に映っていました。
- 映像には動揺というよりかは、緊張しているようにみえた。
- 金正男氏は、その後トイレに向かったが、痛みが出始めたため、インフォメーションカウンターに助けを求めたという
- 「非常に痛い、非常に痛い。液体をかけられた」と言っていた。
- 「(訴えを受け駆け付けた後)空港内の診療所に連れていったが、男性は空港から病院に搬送される途中で死亡したと病院の医師が確認した」
今のところ死因は、 「心臓麻痺」 と発表
北朝鮮の女工作員だった元正花(ウォン・ジョンファ)氏は
引用元:yahooニュース
「北は自らの犯行であることを隠すと同時に、金正男氏があまり警戒しないように外国人の女を雇用したはず」とし「私が属した(工作員)チームも現地の人を使ったことがある」と語った
--なぜ外国人の女だったのか。なぜ空港だったのか。
「暗殺はスピードがカギとなる。やはり女が敏捷であり、男という目標物に接近しやすい。場合によっては現地の人を雇用するが、お金を受ければいくらでも請負殺人ができるよう訓練された人たちが多い。
北は大物の暗殺にはお金を惜しまない。金正男氏ほどなら100万ドルは先払いで渡したはず。空港は防犯カメラが多いといわれるが、防犯カメラはどこにでもある世の中だ。
空港は人が多く、抜け出る道も多く、私もそのような選択をしていると思う。金正男氏も『ここは空港なのにまさか』と考えるはずだ。金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏も(犯行場所が)空港だった」
--北朝鮮の犯行に外国人が含まれるのは特異だ。
「北から出てくる工作員の数は実際少ない。協力する現地の人を雇用する。その人たちは一般の人ではない。暴力団員もいる。私も拉致をしたが協力者がいた」
--容疑者の女も暗殺の訓練を受けたのだろうか。
「当然、受けていなければできない。空港に多くの人がいるのに瞬間的にできなければ正体がばれて殺せない場合もある」
--容疑者の女は「いたずら動画だと思った」と否認している。
「金正男氏をいたずらで殺そうとした? いたずらだとしよう。ではどうしていたずらの対象が金正男氏なのか。捕まればどのように話すかを事前に決めて言葉も合わせておいたのだ。私もそうだった。
検察に捕まった時は黙秘権を行使し、さらに証拠写真として私の写真を見せられても私ではないと言い張った」
--暗殺の手法についてはどう見るか。
「私の考えではスプレーではない。スプレーを噴射する女がいても、毒針も入ったはずだ」
--なぜ毒針と確信するのか。
「毒針は女(工作員)のために作られた。私の場合も、並べられた毒針を触ってみて選ぶように言われた。注射器型、万年筆型、シャープペンシル型、リップスティック型もあった。開けると中に毒針がある。
私の注射器はばね型だった。毒針をビニールに密封して化粧品ポーチに入れて持ち歩いた。深くではなく浅く刺す。針自体は細く、髪の毛よりは太かった」
--毒針の訓練はどのように受けたのか。
「私が毒針を受けたこともある。毒針を刺されば数秒後に相手がどうなるかということを自分たちも知らなければいけない。解毒薬があるのでそのまま気楽に横になった。
他の国に捕まって部隊員が拷問をする時、正常でない状態の時にも自白しないよう訓練した。私たちはウイスキー、コニャック50度から始めた。若い年齢で酒を、隣ではレパートリーをずっと繰り返したて。拷問と変わらない」
--毒針を打つとどうなるのか。
「私はそのまま眠った。感覚がなかった。目覚めても記憶がなかった。体が変な感じだった」
--(金正男氏殺害直後の写真を見せながら)どのように刺されたと考えられるか。
「写真で見ると、首から耳の間に刺されたと考えられる。自分で座っている。急所を刺され、瞬間的に毒が回って座り込んだ姿勢になったのだろう。座った姿勢を見ると、うーん…」
--容疑者として検挙された北朝鮮のイ・ジョンチョルはどんな役割か。
「盾だ。核心の背後人物はすでに現場を離れて平壌(ピョンヤン)に戻ったと思われる。現場で捕まる要員を決めておいて騒がしい状態を作り、時間を稼ぐ。手法から見ると、私が属していた保衛省ではなく、偵察総局であるようだ」
--あなたが一員なら、どのように企画していたか。
「ひとまず金正男氏の一挙手一投足を監視する人が365日、別にいたはずだ。盗聴をしたようだ。盗聴をしなければ空港に行くことが分からない。(金正男氏の)随行員の中に抱き込まれた人、二重スパイがいたはずだ。
誰も協力しなければ、これほどまで細かくできなかっただろう。私も黄長ヨプ氏暗殺指令を受けてから3年かけて少しずつ知っていく過程で捕まった。それだけで3年もかかった」
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